骨粗鬆症の早期発見と治療の大切さ
皆さん、こんにちは。今回は骨粗鬆症についてお話させていただきますね。
骨粗鬆症とは何か?
骨粗鬆症(osteoporosis)は、骨の強度が低下し、骨折しやすくなる疾患です。特に高齢女性に多く、加齢や閉経、さらにステロイド剤の長期使用でリスクが増大します。日本では推定で約1,280万人、国民の10人に1人が該当するとされ、骨折が起こると生活の質や生命予後に重大な影響があります 。
なぜ早期発見・治療が重要か?
「脆弱性骨折」は一度起こると再び骨折する確率が高く、一連の骨折の連鎖(骨折カスケード)を引き起こす恐れがあります。そのため、骨密度が-2.5SD以下、またはYAM(若年成人平均値)が70%以下などの条件を満たす場合は、早期に治療介入が推奨されます 。
生活習慣面の対応
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食事
十分なカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、適切なタンパク質摂取が基本 。 -
運動
散歩や簡単な体重負荷運動を日常的に行うことで、骨に刺激を与え、骨減少を防ぎます。 -
日光浴
体内でビタミンDを合成し、腸からのカルシウム吸収を助けるため、適度な日光浴が推奨されます。
まとめと呼びかけ
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骨粗鬆症は予防可能な疾患:早期発見・介入が重要です。
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治療は生活習慣+薬物+個別化の3本柱。
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骨形成促進薬の登場で治療戦略は高度化。
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治療の継続と定期モニタリングを忘れずに。
スカイトジムではかいと整形外科リハビリクリニックと連携しており、患者様と医療者が協力し、運動により骨折を防ぎ、健康な日常をずっと維持できるサポートをさせていただきたいと思っております。