目次
更年期障害のつらい症状、実は「運動」が特効薬になる理由。
「最近、急に顔が熱くなる」「寝つきが悪く、疲れが取れない」「理由もなくイライラしてしまう」……。
40代後半から50代にかけて、多くの女性を悩ませる**「更年期障害」**。これらの不調は、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少により、自律神経のコントロールが難しくなることで起こります。
「体がだるいから、家でじっとしていたい」と感じる方も多いはず。しかし、実はこの時期にこそ**「適切な運動」**を取り入れることが、症状緩和と将来の健康を守るための最も効果的な方法のひとつなのです。
今回は、メディカルフィットネスの視点から、更年期と運動の深い関係について詳しく解説します。
1. なぜ「運動」が更年期に効くのか? 3つの科学的理由
① 自律神経を整え、メンタルを安定させる
エストロゲンの減少は、体温調節や感情を司る自律神経に影響を与えます。運動を行うと、脳内から「セロトニン(幸せホルモン)」や「エンドルフィン(多幸感をもたらす物質)」が分泌されます。これにより、更年期特有の不安感、イライラ、不眠といった精神的症状の改善が期待できます。
② 「骨粗鬆症」や「生活習慣病」の防波堤になる
エストロゲンには血管をしなやかに保ち、骨にカルシウムを蓄える働きがあります。その守りがなくなる更年期以降、女性は骨粗鬆症、高血圧、脂質異常症のリスクが急激に高まります。
- 筋トレ:骨に物理的な刺激を与え、骨密度の低下を防ぎます。
- 有酸素運動:血管の弾力性を高め、内臓脂肪の燃焼を助けます。
③ 基礎代謝の低下を食い止める
更年期は、加齢による筋肉量の減少も重なり、非常に太りやすい時期です。筋肉は「天然のストーブ」のようなもの。筋肉量を維持・増大させることは、太りにくい体質を作るだけでなく、将来の「膝や腰の痛み(ロコモ)」を予防することにも直結します。
2. メディカルフィットネスが推奨する「無理のない3ステップ」
更年期の体は非常にデリケートです。「若かった頃と同じ」激しい運動は、かえって疲労を蓄積させてしまいます。
|
運動の種類 |
具体例 |
期待できる効果 |
|
有酸素運動 |
ウォーキング、水中歩行 |
ホットフラッシュの緩和、脂肪燃焼 |
|
レジスタンス運動 |
スクワット、マシン筋トレ |
骨の強化、基礎代謝のアップ |
|
調整系運動 |
ヨガ、ストレッチ |
リラックス効果、自律神経の調整 |
ポイント:
最初は「1日15分の散歩」や「寝る前のストレッチ」からで構いません。「少し息が弾むけれど、笑顔で会話ができる」程度の強度が、ホルモンバランスを整えるのに最適です。
3. 「メディカルフィットネス」だからできること
一般のジムと、医療機関が運営する「メディカルフィットネス」の大きな違いは、安心感と専門性です。
- 医師との連携:血圧や持病を考慮した、安全な運動強度を設定します。
- 体組成の精密測定:筋肉量や体脂肪率を数値化し、変化を可視化します。
- 個別プログラム:理学療法士や健康運動指導士が、その日の体調に合わせて内容を調整します。
「今日は頭痛がする」「足腰が痛む」といった日でも、無理のない範囲で今のあなたに最適なケアを提案できるのが私たちの強みです。
最後に:更年期は「自分をメンテナンスする」大切な時期
更年期は、決して「衰え」の時期ではありません。これまでの忙しい生活を一度リセットし、人生の後半戦を健やかに過ごすための**「黄金の準備期間」**です。
一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、一歩ずつ体を動かしてみませんか? 体が変われば、心も驚くほど軽くなります。
まずは一度、お気軽にご相談ください。
当施設では、専門スタッフがあなたのライフスタイルと体調に合わせた「オーダーメイドの運動プラン」を一緒に考えます。

