皆さん、こんにちは。
今年は梅雨という時期がすごく短く感じ、日中と夜間の気温も夏のように暑く感じられますね。
皆様も体調管理には十分にお気を付けください。
本日は子どもの成長過程と親御さんの悩みについてお話していきたいと思います。
子どもの体は日々ぐんぐんと成長していますが、その途中で「これ、大丈夫?」と感じる体の変化に直面することも少なくありません。そんなとき、整形外科がお役に立てる場面があります。
たとえば、「うちの子、猫背がひどい気がする」「左右の肩の高さが違うかも」といった姿勢の悩み。これは成長期に見られる側弯症などの可能性もあります。見た目の変化が主なサインなので、早期発見・早期対応が大切です。
また、「膝が痛い」「かかとが痛い」といった成長痛やスポーツによる痛みも、よくある相談です。オスグッド病やセーバー病といった成長期特有の疾患は、適切な運動制限やストレッチで改善が期待できます。
最近では、小学生や中学生の激しいスポーツ活動によって、腰や肩、足に慢性的な痛みを抱えるケースも増えています。放っておくと将来に影響することもあるため、痛みが続くときは早めに受診をおすすめします。
成長期の子どもは、骨も筋肉も非常に柔軟で回復力があります。その反面、無理を重ねると体のバランスを崩しやすい時期でもあります。ちょっとした違和感でも、整形外科では診察やレントゲン検査を通じて原因をはっきりさせることができます。
特にスポーツを頑張っている子どもにとって、「休む=遅れる」と感じることもあります。しかし、「体を休めるのも“トレーニングの一部”」です。整形外科では、成長を妨げない運動制限の方法や、自宅でできるリハビリの指導も行っています。
「成長の途中だから大丈夫」と思わず、気になる症状があれば一度専門医にご相談ください。大切なお子さんの未来の健康を、一緒に守っていきましょう。