お盆太りと運動のすすめ ― 医療の視点から|SkytGYM-スカイトジム|尼崎のメディカルフィットネスジム

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お盆太りと運動のすすめ ― 医療の視点から

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お盆太りと運動のすすめ ― 医療の視点から

お盆休みは、家族や友人との食事、帰省や旅行などで普段より食べる量や飲む機会が増える時期です。その結果、「お盆が終わったら体重が増えていた…」という“お盆太り”に悩む方は少なくありません。実はこの短期間の体重増加も、体に負担をかけるサインです。

お盆太りの主な原因は、摂取カロリーが増える一方で、消費カロリーが減ってしまうことです。暑さで運動を控えたり、移動が中心で体を動かす機会が減ることで、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されます。特にお腹の内臓まわりにたまりやすい「内臓脂肪」は、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病の大きなリスク因子となります。

ここで大切なのが「運動」、特に筋トレです。筋肉は私たちの体で最もエネルギーを使う組織であり、筋肉量が多いほど基礎代謝が高まり、太りにくい体になります。スクワットや腹筋などの筋トレは、筋肉を鍛えるだけでなく、血糖値や脂質のコントロールにも役立つことが医学的に分かっています。つまり、筋トレは“お盆太りを解消するための薬”のような働きを持っているのです。

また、有酸素運動も効果的です。ウォーキングや軽いジョギングは脂肪燃焼を促進し、心肺機能を高めます。筋トレと有酸素運動を組み合わせることで、脂肪を減らしながら筋肉を維持・増強し、より効率的に体重を戻すことができます。

ただし注意したいのは、急に激しい運動を始めると、関節や心臓に負担をかける可能性があるという点です。医療の立場からは、まずは無理のない範囲で始め、継続することが大切だと考えます。たとえば「1日20分のウォーキング+スクワット10回から」など、小さな習慣で十分です。

さらに、休養も欠かせません。睡眠不足は食欲を強めるホルモンの分泌を増やし、満腹感を与えるホルモンを減らしてしまうため、体重が落ちにくくなります。運動で体を動かしつつ、十分な休養を取ることが体のリズムを整え、効率的な減量につながります。

まとめると、お盆太りは一時的な体重増加に見えますが、放置すると生活習慣病につながる可能性があります。筋トレと有酸素運動を取り入れ、無理のない範囲で体を動かすことが最も効果的な対策です。お盆で増えた体重は、次のお休みまで持ち越さず、今から少しずつリセットしていきましょう。